2人目の子供は結局何歳差がいいの?
5歳差兄弟って実際どうなの?しんどい?
と、悩んでいませんか?
子育てにおいて、「年の差」というのは重要なポイントになりますよね。
実際に我が家は2人の子供がいますが、2人目を産む時期はとくに悩んでいました。
「⚪︎歳差で産みたい!」という希望があっても、命を授かるものですから思うようにいかないことももちろんあります。
結果的に5歳差での出産になりましたが、「5歳差育児よかったかも!?」と4年経った今思っています。
今回は、実体験でわかった5歳差育児のメリット、デメリットを長い目で詳しく紹介します。
・子供のと歳の差で悩んでいる方
・5歳差育児のメリット・デメリットを知りたい方
・5歳差育児のリアルな体験談を知りたい方
5歳差育児のメリット12個
それでは、5歳差育児のメリットから紹介していきます。
上の子がある程度自立している
下の子を出産する時は上の子は5歳。
5歳だと、着替えやトイレなど身の回りのことは、ほとんどの子が自立しています。
忙しい朝に2人分の着替えやおむつ替えとなると大変ですが、上の子がある程度自立している分、余裕が生まれます。
妊娠中の負担が少ない
私は妊娠初期のつわりがひどく、家事もままならない程でした。
また、両親も遠方の為、頼る人が近くにいません。
5歳差育児だと、妊娠中の時期は上の子が年中さんなので幼稚園に通っている時期になります。
- 体調が優れない時に預け先に困らない
- 幼稚園の間は体を休めることができる
- 抱っこの頻度も2・3歳に比べて少ない
このように、辛いつわりや不安定な妊娠時に身体的負担が少なかったのはありがたかったなと思います。
産後の負担が少ない
妊娠中と同様に、産後の負担も2・3歳差育児にくらべると少なかったと思います。
産後も、上の子が年中・年長さんで、幼稚園に通っている歳なので日中の預け先には困りません。
上の子が幼稚園や保育園に行っている時は、赤ちゃんと二人でゆったりと過ごせますし、赤ちゃんのタイミングでこちらも休むことができます。
もちろん親御さんやパートナーの助けも必要ですが、産後の負担が少なかったことは、5歳差育児で良かったなと心から思う点です。
赤ちゃんのお世話が新鮮で楽しい
5歳差兄弟となると、1人目が赤ちゃんの時は5年も前のことなので、もはや孫のような感覚になったりします。(私だけかな?笑)
「新生児ってこんなに小さかったかな?」
「赤ちゃんの匂いがする!」
など、忘れてしまっていた感覚がよみがえり、逆に新鮮でお世話を楽しむことができます。
1人目で一度経験している分、心にも余裕が生まれるんでしょうね。
子供ひとりひとりに向き合える
上の子に手がかからない分、下の子ともしっかり向き合える時間が取れます。
下の子がお昼寝している時に上の子と遊んだりと、「子供ひとりひとりとゆったり過ごす時間」を確保することができました。
歳が離れているからこそ、「子供それぞれとじっくり向き合える」のは、子育てのメリットですよね。
上の子が戦力になってくれる
お兄ちゃん・お姉ちゃんが下の子のお世話を手伝ってくれると、子育ての戦力になります。
例えば、
・あやしたり、遊び相手になってくれる。
(→絵本の読み聞かせや遊び歌をうたってくれたり)
・ミルクやおむつ替えの手伝いをしてくれる。
(→出来上がったミルクを飲ませてくれたり、オムツを取ってきてくれたり)
・トミカやプラレール(おもちゃ)の遊び方を教えてくれる
・お絵描きや折り紙を教えてくれる
・一緒に滑り台を滑ってくれる
こんな感じで、微笑ましい姿を見ることができます。
下の子や親にとっても嬉しいことですが、上の子も、お世話をすることによって周りに褒められ、自己肯定感の向上にも繋がります。
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」とつい言葉に出ちゃいますが、「したい!」という気持ちを大事にして、なるべくさせてあげていました。
そのお兄ちゃん(お姉ちゃん)の気持ちにいつも感謝の私たちです。
外出時の荷物が少ない
子供が小さい頃は、おむつや着替えなど、ちょっとした外出でも荷物が多くなりがちです。
さらに兄弟分となると大荷物になります。
その点、5歳差だと上の子は、
- おむつ卒業している
- 水筒やリュックを自分で持ってくれる
こんな感じで、外出時の荷物が少なくて済むのはありがたいですよね。
お下がりがもらえる
下の子が生まれる頃には、地域や園でママ友さんが出来ていました。
周りのママさんは「2・3歳差」の兄弟が多かったので、お下がりをたくさんもらえました。
上に兄弟がいるといっても、お下がりをもらえると家計にもほんと助かりますよね。
下の子が小学1年生の時は安心
下の子が小学生に入学する時には、上の子は6年生になっています。
小学1年生の間は通学に心配がつきもので、
- 集団登校の集合場所までの道のり
- 用水路
- 車通りの多い歩道
- 横断歩道 など
注意すべき場所がたくさんあります。
1年生だけだと不安ですが、6年生のお兄ちゃん・お姉ちゃんが一緒に通学してくれていると、安心感がありますよね。
通学だけでなく、学校生活の中でも6年生と1年生は関わることが多いので、下の子の様子を見てくれているだけでも親としては嬉しいですよね。
学校用品・制服が被らない
5歳差の兄弟の場合、幼稚園・学校生活の期間がほぼかぶりません。
(正確には、保育園に0歳児で預ける場合と小学1年と6年の1年間はかぶります。)
かぶらないということは、
幼稚園グッズや学校用品を使用する時期がかぶらなくなります。
例えば
・通園バッグ
・お道具箱
・制服など
・習字道具や裁縫道具
・絵の具
・体操服や制服など
こんな感じです。
幼稚園や学校でしか使わないものや、数年間しか使わないものもたくさんあります。
使用期間が被らないので、お下がりにできて経済的な負担を減らしてくれます。
幼・小・中・高の行事がほぼ被らない(被るのは小学校1年間だけ)
上記でも話したように、学校生活はほぼ被りません。
(被るのは小学1年と6年の1年間のみになります)
学校生活が被らないということは、
行事が被らないということです。
例えば、
参観日や運動会などは、1つの行事に2人の子供を見なければいけません。
参観日では、授業時間がかさなっていると、両親で分担したり、半分ずつ見たりする必要があります。
結構これが大変だったりするんですよね。
5歳差の兄弟だと、被ることがほとんどないので、行事でじっくり1人の子供を見てあげることができます。
受験・大学生活が被らない
子育てにおいて、受験や大学生活は、精神的にも経済的にも1番負担が大きい時期ですよね。
5歳差兄弟の場合、
上の子 | 下の子 | |
---|---|---|
中学受験 | 小学6年 | 小学1年 |
高校受験 | 中学3年 | 小学4年 |
大学受験 | 高校3年 | 中学1年 |
このように、受験期間は被ることがありません。
もし3歳差兄弟なら、中学・高校・大学の入学や受験期間がすべて一緒になってしまいます。
2人とも受験生!ともなると、精神的な負担もかなり大きいですよね。
また、大学生活も5歳差兄弟だと被ることがありません。(留年や浪人をすれば別ですが)
完全に親の都合ですが、同時期に出費が重ならないというのは利点だと思います。
5歳差育児のデメリット8個
次に、5歳児育児のデメリットを紹介します。
育児の期間が長い
5歳差兄弟となると、小学校には兄弟でトータル11年間も通うことになります。
行事やPTA役員も11年間・・・となると長く感じますよね。
中学・高校・大学も、上の子が卒業して落ち着いたと思ったら下の子が入学という具合に、被らない分、親としては学校に通わせる期間が長くなります。
お出かけ先に困る
歳の差がある兄弟だと、家族でのお出かけ先に困る場合があります。
例えば我が家の場合(男の子兄弟)、
乳幼児のお出かけ先
- 段差の少ない小さい公園
- 子育て支援センター
- キッズコーナー
児童のお出かけ先
- 大型遊具がある広い公園
- 遊園地やスポーツ施設
- 映画館や海・川
こんな感じで、それぞれ兄弟に合わせたお出かけ先を考えるとバラバラです。
年齢差があるのでどうしても、
上の子に合わせると下の子に危険がともなったり、
下の子に合わせると上の子は物足りなかったりします。
遊ぶ内容が違う
お出かけ先もそうですが、普段の遊ぶ内容も違います。
乳幼児のあそび
- 塗り絵
- おままごと
- プラレール・トミカ
- 折り紙
児童のあそび
- ゲーム
- すごろく
- カードゲーム(トランプ)
小学生低学年頃になると、トランプなどのカードゲームにも興味を持ち始めます。
ですが、その時に下の子は2・3歳なので、お兄ちゃん(お姉ちゃん)の遊びを邪魔しちゃうこともあります。
逆に、おままごとや折り紙では小学生は物足りないので、遊び相手にならない、なんてことも。
たまに一緒に折り紙や塗り絵をしている姿を見ると、微笑ましいんですけどね。
お下がりの管理が大変
年齢差のある兄弟だと、お下がりも多く助かる反面、その管理の量も多くなります。
上の子の服などを最低5年間は保管しとくとなると、収納スペースもとるので大変ですよね。
我が家の場合は、下の子が生まれてからさらに周りの親戚や友人からお下がりをもらったので、その仕分けにも時間を割かれました。
勉強の邪魔をする
これは上の子が小学生になって実感したことです。
上の子が小学生低学年の頃は、下の子は2・3歳です。この時期は「イタズラ」好きですし、お兄ちゃん(お姉ちゃん)と遊んでほしいお年頃です。
お兄ちゃん(お姉ちゃん)が家で宿題や勉強をしていると、プリントを取ったり、落書きしたりと邪魔してしまいます。
しかし、弟(妹)も毎日のこととなると、「今は邪魔しちゃいけない」と学習してきたのか、今では全く邪魔しなくなりました。
保育料が満額
これは、私自身ノーマークでびっくりしたことです。
我が家は共働きなため、1歳から保育園に通っています。
住んでいる自治体では、第2子は保育料が「半額」と聞いていました。
当然、我が家も2人目は「半額」になるのだと思っていました。
しかし、いざ保育料を確認してみると「満額」の額になっていました。
市に確認したところ、
「就学前の子から数えて第2子は半額」
ということを言われました。
下の子が1歳児で入園の時、上の子は小学1年生で就学しているので、第1子としてカウントされなかったということです。
自治体によっては年の差に関係なく半額になるところもあるようですが、ここは要チェックポイントですね。
1歳児入園・小学校入学・職場復帰が被る
我が家の場合、下の子が0歳児では保育園に入れなかったので1歳児の4月から入園になりました。
そうなると、
- 保育園入園(下の子)
- 小学校入学(上の子)
- 職場復帰(ママ)
この3つが、同時期にかさなることになりました。
2人の入園・入学準備と並行して自分の職場復帰への準備は、かなりキツかったです。
社会復帰や正社員になるタイミングが難しい
子供の手がかからなくなったら、
働きに出よう!
パートから正社員に!
という方も多いのはないでしょうか。
年齢差が近い兄弟だと考えやすいですが、5歳差兄弟だと、
上の子が小学生高学年になっても、下の子はまだ園児です。
5歳差兄弟の場合、母親の社会復帰や正社員になるタイミングが難しくなることがあります。
何歳差になっても育児を楽しんだもん勝ち
私の実体験をもとに、5歳差育児のメリット・デメリットを紹介してきました。
妊娠から大学生活までと、長期にわたって考えてみましたが、どれも一喜一憂がありますね。
私は、子育ての期間が長くなっても、ひとりひとりとじっくり向き合える時間が長い5歳差兄弟で良かったなと思います。
もちろん、誰しも理想通りの歳の差で子供を産めるわけではありません。
ですが、何歳差になっても、子どもひとりひとりを育てるのに楽も大変もないと思います。
どれだけ自分たちが楽しんで子どもたちと過ごせるか。
そこが大事なんじゃないのかな、と思いました。