とよたかずひこ 絵本『おいしいともだち』シリーズの魅力

本記事はPRを含みます

大人気絵本作家のとよたかずひこさんが手掛ける人気絵本シリーズ「おいしいともだち」

2008年に『おにぎりくんがね・・』が出版され早13年。
毎年のように続編が出版され2021年7月現在、シリーズは13冊になりました。

出典 童心社 

とよたかずひこさんの絵本はどれも絵が柔らかく愛らしく、言葉と絵がぴったり合っています。

それに、この「おいしいともだち」シリーズは、野菜の知育絵本としても大活躍です。

そんなシリーズをドドッと全冊ご紹介したいと思います。

おいしいともだちシリーズ全13冊

おにぎりくんがね・・

出典 童心社

とよたかずひこ 作・絵
出版 童心社
出版年 2008年  (以下著者名、出版社は同じ為省略しています)

おいしいともだちシリーズの第1作目となる「おにぎりくんがね・・」
おにぎりくんが自分でにぎにぎにぎっておにぎりを作ります。
にぎにぎにぎにぎ・・・・
おにぎりの具をパクッと食べて、
のりをよいしょっと巻いて、さあ、出来上がり!
しかし、どれがどの具のおにぎりかわからなくなってしまいました。
さあ、どうしたんでしょうね?

もののん
もののん

終盤に出てくる「しんぱい ごむよう!」
の決め台詞が印象的。
家でも絵本と同じように作ってみたくなります。

たまごさんがね・・

出典 童心社

出版年 2008年


たまごさんが、ころころころころ転がります。
ころころころころ・・・
すると、とうとうたまごさんが落っこちちゃって、割れてしまいました。

しかし、「しんぱいごむよう!」
割れてしまったたまごさんはどうなったんでしょうか。

もののん
もののん

割れてしまったたまごさんでしたが、みんなが大好きな料理になって
お友達も呼んで、最後は1皿に。
食事が楽しみになる1冊です。

なっとうさんがね・・

出典 童心社

出版年 2008年


「ぎゅう ぎゅう ねば ねば」
リズミカルな言葉とともに、なっとうさんがみんなで「ぎゅう ぎゅう」
そしたら、一粒のなっとうさんが落っこちちゃいました。
なっとうさんのネバネバで助けようと頑張りますが、うまくいきません。
そこで『しんぱい ごむよう!』と現れたのは・・・?

もののん
もののん

離乳食から親しまれるなっとうさんが主人公。
食卓で納豆を混ぜている時に、こぼれそうになると、「しんぱいごむよう!」と思わず。
子供たちは食べるのが楽しくなります!

とうふさんがね・・

出典 童心社

出版年 2009年


とうふさんが、長ねぎを背負って歩いていきます。
「たっぷん とっぷん よいしょ よいしょ よいしょ」
すると、「おっちゃん」といって小さなとうふさんがついていきます。
「たっぷん とっぷん」
着いたところはまな板。
とうふさんは背負っていた長ねぎをとんとん。
小さなとうふさんと長ねぎはみそ汁のおふろに、とっぽ〜ん。
しかし、とうふさんは大きすぎて入れません。
このあと、いったいどうしたんでしょうね。

もののん
もののん

小さなとうふさんが、長ねぎを1つ1つ抱えてまな板をスルーっとすべり落ちるところがなんとも好きです。
そして、最後のとうふさんの結末が予想外で面白い。
大人も楽しめる絵本です。

すいかくんがね・・

出典 童心社

出版年 2010年


暑い夏。
すいかといえば「すいかわり」
「おっ、きたな きたな・・・」と待ちかまえているのは、すいかくん。
ひょひょいのひょいと、棒をよけていきます。
「みんな へただなあ」と余裕のすいかくんでしたが、とうとう棒があたってしまいます。

「しんぱい ごむよう」
棒が当たったすいかくんはどうなったんでしょうか。

もののん
もののん

夏の定番くだもののすいかが主人公。
この絵本を読むと、すいか割りがしたくなります。

りんごくんがね・・

出典 童心社

出版年 2011年

夜明け前に木からとびおりたりんごくん。
りんごそのままではなく、忍者姿のりんごくん。
スタスタスタと急いであるところに向かっています。
うさぎに追われ、カラスにつかまっても・・・

「しんぱい ごむよう!」
急いで向かっていたところは一体どこだったんでしょうか。

もののん
もののん

今までは素材そのままが主人公になっていましたが、
りんごくんは忍者姿。
読み始めからどうなるんだろうっと興味をそそられた1冊です。

おいもさんがね・・

出典 童心社

出版年 2012年

土から「よいしょ よいしょ よいしょ」とおいもさんが出てきます。
1つのおいもさんが出ると、今度は次のおいもさんを「おきろよ 起きろ」と引っ張り出します。
「よいしょ よいしょ よいしょ」とたくさんのおいもさんが出てきました。
その最後のおいもさんが出てきた時に、「すっぽーん」とおいもさんたちは冷たい水の中に落っこちちゃいます。
そして、冷えた体を温めようと落ち葉にくるまり・・・最後はどうなったんでしょうか。

もののん
もののん

こちらは秋のさつまいも掘りの際にぴったりな絵本
土の中でさつまいもがどんな風にできるのかも知れて、もっとさつまいもが好きになる!

いちごさんがね・・

出典 童心社

出版年 2013年

いちごが6個たびに出ます。
リュックを背負って杖ついて、「ずん ずん ずん」どんどん歩いていきます。
途中、カエルやヘビに出逢いますが、「ずん ずん ずん」と歩き続けます。
すると、今度は大きな白い壁が現れて・・・
いったい6個のいちごさんは、どうなっちゃうんでしょうね。
そして、最後に辿り着くのは一体どこなんでしょうね。

もののん
もののん

6個のいちごさんが、どんなに行手を阻まれても、前に進み続ける姿がかっこいい!
いちごの旬の時期やクリスマス・誕生日に読みたい1冊

とまとさんがね・・

出典 童心社

出版年 2014年

2つの真っ赤なとまとさんが、きりりとまげをむすんで。
「はっけよ〜い、のこった!」とお相撲としてます。
とまとさんととまとさんがぶつかり合って「ぶにょ ぶにょ ぶにょ」につぶれちゃいました。
こんなにつぶれちゃったら誰も食べてくれないと心配します。
しかし、「しんぱい ごむよう!」

2つのとまとさんはその後どうしたんでしょうね。

もののん
もののん

とまとさんとお相撲の組み合わせはとても意外でした。
擬音語が読みやすく、子供達も想像しやすい言葉選びで楽しい1冊です。

とうもろこしくんがね・・

出典 童心社

出版年 2015年

とうもろこし畑で、とうもろこしくんが「うんしょ うんしょ」として、自ら地面に落っこちます。
そして、「いそぐ いそぐ とうもろこしくん」
途中、ゴロゴロことがって、泥だらけになっても、じゃ知り続けます。
泥んこになった皮を剥いで、「すっぽんぽーん」と飛び込んだのは・・・?
とうもろこしくんが急いで向かっていた場所は一体どこだったんでしょうか。
そして、どこでお決まりの「しんぱい ごむよう!」が出てくるんでしょうか。

もののん
もののん

夏の季節に読みたい1冊。

とうもろこしに子供たちが興味津々になる絵本です。

ばななくんがね・・

出典 童心社

出版年 2016年

子供もみんな大好きばななのお話。
3つ連なったばななくんたちは、仲良くお散歩に行きます。
ところが、よろよろ、もたもた・・・と歩きにくそう。
ぽき〜ンチはなれたら、どてっと2つのばななくんが頭をぶつけてしまいます。
でも、「しんぱい ごむよう!」
2つのばななくんの皮を剥いてあげるばななくん。
そして、残ったばななくんは・・・?

もののん
もののん

読者が一緒に参加できる絵本です。

読み聞かせ会でもよく読まれている1冊です。

めろんさんがね・・

出典 童心社

出版年 2018年

いろんな果物の中から、めろんくんが飛び出した。
「めろん、ごろん」とごろごろ回ります。
ごろごろごろごろ、どんどん回ります。
途中、ねこさんにおしてもらいながらさらに回ります。
すると・・・
またもや思わぬハプニングが!
・・・「しんぱいごむようっ!」
お決まりのセリフで、みんなが大好きなあの食べ物に大変身していきます。

もののん
もののん

そうきたか!って思う変身でした。

読み聞かせをしていると、擬音語がたくさん出てきて子供もなんだか楽しそうでした。

おもちさんがね・・

出典 童心社

出版年 2018年

おいしい ともだちシリーズの現在の最新刊である「おもちさんがね」
3つのおもちさんが、自ら火鉢の上に乗っかります。
そして、「ちりちり ちりちり」「あ〜いいきもち」とあったまります。
ゴロンッとひっくり返っていい焼き目もついてきました。
ぷく〜っとお顔も膨れてきて、「いい おかお」と思ったら?
ぷすっとしぼんでお顔が見えなくなっちゃいました。
その後3つのおもちさんたちはどうなっちゃったんでしょうか。

もののん
もののん

お正月などのお餅を食べる季節にぴったりな絵本。
お餅を焼くとき、本当に生きているみたいに動くんですよね。
そんな子供たちの想像が絵本になった1冊です。

まとめ

以上、13作品によるおいしいともだちシリーズをご紹介しました。
身近な食べ物を擬人化した物語ですが、その食べ物のことを知ったり、食に興味が湧くように作られています。
とよたかずひこさんによる柔らかく親しみやすい挿絵とともに、擬音語をふんだんに使ったリズミカルな言葉で、一度この絵本を読み出すと、子供たちは釘付けになります。

そして、1つ1つの作品にたくさんの想いとこだわりが詰められていて、どれを読んでも素敵な絵本だと分かっていただけると思います。

全作品を買うのはちょっと勇気が入りますし、子供が好きな食べ物や、興味がある食べ物などをピックアップして読んであげてみてください。

きっと、とよたかずひこさんの絵本の世界にますます引き込まれます。

おまけ

ちなみに、おいしいともだちシリーズのてあそびうたもあります。
読み聞かせの時の参考にしてみてください。↓

https://www.doshinsha.co.jp/special/oishii/hand.html

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