初心者でも簡単!1枚仕立ての巾着袋の作り方【作りたい大きさで作れる】

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こんにちは、もののんです。

入園入学準備では必ずと言っていいほど、必要なのが「巾着袋」ですよね。
コップ入れや箸入れなど、毎日使う細々したものがパッと入れられて便利です。

保育園や学校以外でも、お菓子を入れたり小さなおもちゃ入れにしたりと、用途は多様です。
一家に何枚でも欲しくなっちゃうのが「巾着袋」ですよね。

そこで、今回は初心者向けに基本的な巾着袋の作り方を紹介します。

ハンドメイドが初めての方や、初心者の方でも分かりやすいようにたくさん写真を使って細かく解説していきます。
是非、最後までご覧になってみてください。

もののん
もののん

実際に不器用な私が初めて作ったのも巾着袋でした。
ミシンの基本的な使い方も慣れることができて練習にはもってこいのグッズです。

今回紹介する巾着袋

1枚仕立て巾着

サイズ:タテ約22cm × ヨコ約20cm
マチなし
1枚仕立て
(裏地がなしの仕様になります。)
両紐タイプ

もののん
もののん

裏地なしの1枚仕立てなので、すぐに乾きます。
洗濯頻度の多い巾着の使い勝手も◎

もののん
もののん

基本の作り方を抑えてしまえば、後述するサイズ変更の計算式に当てはめれば好きなサイズを作ることができます。
大きくして着替え・体操服入れにしたり、細長くして箸入れにすることもできます。

では、早速作り方を見てみましょう。

必要な材料と道具

  • 布  タテ 52cm×22cm
  • ひも 70cm
  • ミシン
  • ハサミ
  • アイロン
  • チャコペン(フリクションペンでも可)
  • まち針(クリップでも可)
  • ミシン糸(60番)
  • 糸切りばさみ
  • 紐通し(ヘアピンや安全ピンでも可)
  • あれば便利 目打ち

細かなものは、100均で揃えれるものも多いです。
ただし、ミシン糸は100均ではなく、手芸店で購入したものを推奨します。

こちらは、強くて毛羽立ちもなく、とても扱いやすいミシン糸でおすすめです。

【初心者向け】糸と針の基本と選び方

今回使用した生地

オックス生地

柄は少し違いますが、乗り物や恐竜の柄が可愛い「お気に入りシリーズ」です。
柄に上下がないように工夫されているので、初心者さんでも扱いやすい生地です。

生地の種類は、オックスやツイル生地がおすすめです。
シーチングやブロード地よりもやや厚手がある生地なので、1枚でもしっかりしています。
また、オックス生地は入園入学グッズの定番生地なので、豊富な柄物が揃っています。
もちろん薄手でもOKです。

【初心者向け】生地の基本と選び方のポイント〜用途別おすすめ生地も紹介〜

オックス生地は綿素材のものが多いでの、作る前には必ず「水通し」をするようにしましょう。
完成後の歪みや縮み、色落ちを防ぐことができます。

生地の水通し、地直しって何?

仕上がりの綺麗な作品を作って、長く使うためにも、水通し・地直しをおすすめします。

では、実際に作っていきましょう。

1枚仕立て巾着袋の作り方

全部で7つの工程があります。

  1. 生地を用意する(裁断する)
  2. 布端の処理をする
  3. 脇を縫う
  4. アイロンで折り目をつける
  5. あき口を縫う
  6. 紐通し口を縫う
  7. 紐を通す

では、1つずつゆっくり見ていきましょう。

生地を用意する(裁断する)
1枚仕立て巾着袋の作り方 裁断
1枚仕立て巾着の作り方

上の写真のように、生地を1枚裁断します。

今回は完成サイズがタテ22cm×ヨコ20cmになるように計算して裁断しています。
柄に上下のない生地を使っているので1枚の裁断で大丈夫です。

欲しいサイズの必要布の計算はこのように行います。

1枚仕立て巾着袋の必要布の計算方法
1枚仕立て巾着袋の必要布の計算方法

タテ:[(紐通し口の縫い代)3cm +(作りたいサイズのタテ寸法)]× 2

ヨコ:(縫い代)1cm + (作りたいサイズのヨコ寸法) + (縫い代)1cm
   =(縫い代)2cm + (作りたいサイズのヨコ寸法)

〈例〉 タテ30cm ヨコ20cmの巾着を作りたい場合

タテ [(紐通し口縫い代)3cm +(作りたいサイズのタテ寸法)30cm]× 2=66cm
ヨコ (縫い代)2cm + (作りたいサイズのヨコ寸法)20cm =22cm

必要な布の寸法は タテ32cm ヨコ66cmとなります。

ぜひ、いろんな大きさで作ってみてくださいね。

布端の処理をする
布端のジグザグミシン

布端は使用しているとすぐにほつれてきます。
なので、ほつれないようにジグザグミシン(またはロックミシン)をかけます。
布端が出る両端にかけましょう。

ブラザーのPS203シリーズのミシンはこのようなマークで表記されています。

ブラザーPS203 ミシン目種類
ブラザーPS203 ミシン目種類

また、「04」のたち目かがり縫い機能があると、家庭用ミシンでも綺麗な仕上がりになるのでおすすめです。

たち目かがりは、専用の押さえを使うので、まっすぐ簡単に縫うことができます。

たち目かがり縫い専用押え
G押え 
1枚仕立て巾着袋の作り方 布端処理
1枚仕立て巾着袋の作り方 布端処理

写真のように、タテの両端をジグザグミシンまたはたち目かがり縫いをします。
たち目かがり縫い専用の押さえには、布端ガイドがあるので、それに布端を合わせて縫います。
布をミシン針に送るように縫うと綺麗な縫い目になります。

1枚仕立て巾着袋の作り方 布端処理

布端の処理ができました。

脇を縫う
1枚仕立て巾着袋の作り方 脇を縫い合わせる
1枚仕立て巾着袋の作り方 脇を縫う

布端の処理ができたら、次は、布を中表にして縦方向に折り、両端を縫っていきます。

1枚仕立て巾着袋の作り方
1枚仕立ての巾着袋の作り方 中表

その時に、上から6cmを開けて縫い代1cmで縫ってください。
この部分が紐通し口になります。

チャコペン等で印をつけると分かりやすいです。

1枚仕立て巾着袋の作り方
1枚仕立ての巾着袋の作り方 紐通し口

「縫い始め」と「縫い終わり」は返し縫いをしましょう。

アイロンで折り目をつける

脇が縫えたら、次は、袋口側にアイロンで折り目をつけていきます。

1枚仕立て巾着袋の作り方 紐通し口
1枚仕立て巾着袋の作り方 紐通し口

上の布端から1cmで折ります。

厚紙やアイロン定規を使うと綺麗に折り目をつけることができます。

あき口を縫う

先ほど縫い合わせた脇の縫い代をアイロンで割っていきます。

1枚仕立て巾着袋の作り方
1枚仕立ての巾着袋の作り方 縫い代を割る

もののん
もののん

この縫い代を割るという工程は、地味ですが、綺麗に仕上げるためにはやっておいた方がいいです。

縫い代が割れたら、あき口を縫っていきます。

1枚仕立て巾着袋の作り方 あき口

写真のようにコの字に縫っていきます。
布の境目の部分は力が加わる所なので、「返し縫い」を何度かすると強度が上がります。

1枚仕立て巾着袋の作り方
1枚仕立て巾着袋の作り方

ここは見える部分なので、ゆっくり丁寧に縫いましょう。

あき口が縫えました。

1枚仕立て巾着袋の作り方 あき口
紐通し口を縫う

あき口が縫えたら、次は紐通し口を縫いましょう。

先ほど1cmで折り目をつけた角から2cmのところにアイロンで折り目をつけます。

1枚仕立て巾着袋の作り方 紐通し口
1枚仕立て巾着袋の作り方 紐通し口


ちょうど、先ほど縫ったあき口に合わせると綺麗に仕上がります。

そして、折り目から2mmのところをミシンがけします。

1枚仕立て巾着袋の作り方 紐通し口
1枚仕立て巾着袋の作り方 紐通し口
紐を通す

紐通し口が縫えたら、裏返し形を整えます。

角も針や目打ちなどで裏返すと綺麗に角が立ちます。

そして、最後にヒモを通します。

1枚仕立て巾着袋の作り方 紐通し

紐通しや安全ピンなどがあると便利です。
紐が通せたら紐端を結んで、完成です。

1枚仕立て巾着袋 完成
1枚仕立て巾着袋 完成

お好みで、ループエンドをつけても可愛いです。

完成

以上、1枚仕立ての巾着袋の作り方でした。

布1枚でできて、簡単に作れるのでハンドメイド初心者さんでも大丈夫です。
1枚作り方をマスターすれば、量産できますし、サイズ違いも作ることができます。

裏地なしなので軽いですし、洗濯もすぐ乾きます。
洗濯頻度の多い、コップ入れや箸いれ、マスク入れにはいかがでしょうか。
きっと何枚でも欲しくなるはずです。

忙しい入園入学準備ですが、少しでもこの記事が参考になれば幸いです。

最後まで、ご覧になってくださり、ありがとうございます。

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