絵本はベストセラー作品がたくさんで、古くからの名作が強いイメージですよね．
そんな中で、創刊が２０１９年という最近ながら、「これからくる！ベストセラー絵本候補」として、私がおすすめしたい絵本をご紹介します．
ぜひ、絵本選びに参考になさってみてください．
絵本紹介
ほら、ここにるよ
作：オリヴァー・ジェファーズ
訳：tupera tupera
出版社：ほるぷ出版
発行年：2019年
ページ数：40ページ
対象年齢：全年齢
おすすめ度：
あらすじ
世界的絵本作家のオリヴァーさんが、生まれたばかりの息子に向けて作られたという絵本。
自分達が生きている「この地球でくらすためのメモ」としてずっと離れた宇宙からの視点から、壮大に表現されています。
地球の説明から始まり、人や動物、言葉のことや時間のこと。
壮大な視点をポップなイラストで表現されています。
ページをめくるたびに、いろいろな世界があるということに気付かされ、心温まる言葉で綴られています。
このちきゅうで とほうにくれているかもしれない すべてのきみたちへ 本文より引用
地球を歩いていくときの案内になるような1冊です。
感想
一言で感想を言うならば、世界には自分1人ではないと教えてくれる心温まる絵本です．
作者のオリヴァーさんが生まれたばかりの息子さんに向けて描かれたという背景からも、絵本に込められたメッセージ性というものを感じました．
「メモ」として綴られていて、初めは宇宙や人間の体など、知識的なことを説明しているだけかと思いました．
しかし、後半のページには、やさしい口調で諭すようにオリヴァーさんのメッセージが込められていました．
地球を大事にすること、
人間を大事にすること、
時間を大事にすること、
あなたはひとりではないということ、
何か困ったことがあれば、
そばに誰かがいるということ、
生きていく上で、知っておいてほしい「メモ」が壮大でポップなイラストと共に表現されています．
翻訳にはtupera tuperaさんが担当されており、優しくあたたかい言葉で綴られているところも魅力的です．
お父さんの息子さんに対する愛情も絵本から伝わってきます．
この絵本は、ある教育雑誌に「次にくるベストセラー絵本！」として紹介されており、とても興味を持ち購入しました．
とても人気で、メルカリで中古本を探しましたが、なかなか出てきませんでしたし、出品されてもすぐ売り切れてしまいました．
結局新品で購入しましたが、購入して大正解でした．
小さい頃から読み聞かせをしてもいいですし、
大きくなってからは、メッセージ性というのが伝わりやすいのかなと思いました．
これぞ、次にくるベストセラー絵本ですね．
これから長く、愛され続ける絵本になればいいですね．
最後まで、ご覧になってくださり、ありがとうございます．
他にも、絵本についてブログ書いてますので、良かったら覗いてみてください．
大人も子供もクセになる！シュールすぎる絵本5選
絵本選びに迷ったら！くもん推薦図書【2023年最新版リスト】０、1、2歳向け 
