みなさんこんにちはもののんです.
家を建てるなら平屋がいい!
と、思っておられる人が増えてきているんではないでしょうか。
最近では、大きな家というより、平屋のような小さな家でミニマルに暮らすスタイルが人気になっているように思います。
実際に我が家でも、家を建てると決まってからは「絶対に平屋がいい!」と思っていました。
しかし、「絶対に平屋がいい!」と思っていた我が家ですが、最終的には平屋は断念しました。
その代わりに平屋のような2階建てを建てることにしました。
いわゆる1.5階建てと言われたりしますが、平屋と2階建てのいいとこどりをしたような家になります。
1.5階建てにした理由をリアルに解説し、これから家づくりをされる方の参考になれば幸いです。
・平屋と1.5階建てを迷われている方
・1.5階建てのメリット・デメリットを知りたい方
目次
1.5階建てにした理由
我が家が1.5階建にした理由を、平屋と2階建のメリット・デメリットから考えていきます。
平屋のデメリット
・広い敷地が必要
平屋を建てるとなると、1階に一定に部屋数を確保する必要があります。
LDKのほかに、主寝室や子供部屋を作ろうと思うと、敷地が広い方がいいでしょう。
希望する地域に土地がなかったり、分譲地ではそれほど敷地が広くないケースもあります。
土地探しの時点で考えなければいけません。
我が家では、分譲地の土地が73坪ほどだったため、平屋を建てようと思えば建てれますが、庭がすごく小さくなってしまいことがネックでした。
・防犯面が心配
平屋の場合、防犯面での心配もあります。
2階建てだから安心というわけではありませんが、2階建てに比べ、平屋の方が空き巣や不審者に狙われやすくなります。
その理由としては、1階に部屋が集中し、侵入口が増えることや、外部からの視線が入りやすいことが挙げられます。
対策として、二重ガラスにしたり、外部からの目線が入りにくい間取りを考えるといいね。
・災害時の不安
昨今頻発している自然災害時での不安もあります。
床上浸水が発生した場合には、2階建てだと上階に避難できますが、平屋の場合はそうはいきません。
しかし、地震が発生した場合は、平屋の方が構造的に安定していますし、台風時にも、2階建てよりも風の影響を受けにくく安定しているのが特徴です。
災害時に関しては、どちらもメリット・デメリットがあるね。
・プライバシーの確保が難しい
平屋の場合1階に全ての部屋が集中することになります。
生活音や気配が筒抜けになって家族間のプライバシーの確保が難しい面があります。
限られた敷地で平屋の間取りを作るとなると、廊下なしという場合もあり、そうなるとリビングから直接部屋ってこともしばしば。
こうなると、各々の気配を感じ取りやすい反面、子供が受験や思春期の時期は息苦しい場合も。
家族といっても、1人の時間も確保したいですよね。
・コストアップ
費用に関しては、敷地面積や間取り、設備などによって大きく変わるので、一概には言えませんが、
一般的に、平屋の方が屋根や基礎の面積が広くなる分、坪単価は高くなると言われています。
(しかし、坪単価という考えも微妙なところなので、我が家ではあまり考慮していまん。)
ただ、2階建てと同様の間取りで平屋を建てたいとなった場合、敷地面積が広くないといけない為、全体費用としては高くなる傾向にあります。
2階建てのデメリット
・生活動線が広い
2階建てとなると、廊下や階段があり、平屋に比べて生活動線が広くなります。
間取りをよく考えないと、利便性の悪い生活動線を生みかねません。
長年住む家ですから、廊下や階段の負担を考慮して間取りを考える必要があります。
『子供が小さい間は、2階の寝室を使わない』というご家庭も多くいます。
子育てしやすい家となると、1階で生活が完結するというのは魅力的ですよね。
・階段の負担
上記でもあったように、2階建てとなると「階段」の負担があります。
歳をとっていくと、階段の段差がとてもつらくなりますし、高齢になると2階は上がれないという話をよく聞きますし、転倒の危険もあります。
また、階段は掃除がしにくいですし、家事負担もあります。
小さいお子さんがいるご家庭も、転倒リスクありますよね。
・無駄なスペースができる可能性
いざ2階建てにして部屋数を作ったとしても、将来的に無駄なスペースになる可能性もあります。
実際に、我が家の実家も子供部屋が1人ずつありましたが、皆大人になり今や倉庫状態。
せいぜい子供部屋を使ったのは中学校と高校の6年間ほどでした。
30年ローンを組んで建て、6年間しか使わない部屋があるのってなんだか勿体無いですよね。
平屋のメリット
・1階で生活が完結
平屋は当然ながら、1階しかないので生活空間が1階で完結します。
煩わしい階段がなく、生活動線がかなりシンプルになります。
我が家は現在、アパートで階段がない生活をしているので、1階のみでの生活が快適すぎます。
生活空間が小さいと掃除範囲も狭くなって家事ラクにも◎
・家族のコミュニケーションがとりやすい
間取りが1階で完結しているので、生活空間がコンパクトで家族のコミニケーションが取りやすくなります。
家族の気配を感じやすく、安心感がありますよね。
平屋となると各部屋の広さも小さい傾向にあるので、部屋では居心地が悪く自然とリビングに集まれるのもいいですよね。
・階段がない
階段がないということは、かなりメリットがあります。
家の中の段差が減りバリアフリーになりますし、高齢になった場合でも安心です。
また、階段の掃除は負担が大きいので、家事負担を減らしてくれます。
さらに、階段がない分余計な空間を作らず、他のスペースに使えますし、階段の建築費用もそこそこかかるので減額にもなります。
2階建のメリット
・プライバシーの確保ができる
2階建てになると、各部屋が上階に配置できたりするので、家族それぞれのプライバシーの確保ができます。
家族とはいえ、それぞれ1人に時間が必要な時もありますよね。
また、最近ではリモートワークやリモート授業などが増えてきているので、こうした個室がいくつかあると助かる場面があります。
・日当たりを確保しやすい
南側に部屋を持ってきやすいので、平屋に比べて日当たりを確保しやすくなります。
階段上に窓をつけ、採光を取り入れたり、2階をうまく活用して明るい家にすることができます。
・生活空間を広くできる
同じ敷地に同じ部屋数を建てた場合、平屋に比べて2階建の方が各スペースは広くなります。
敷地面積は限られていますが、上の空間はほぼ自由ですから、部屋を広くたくさん欲しい!という方は2階建ていったくになると思います。
2階に寝室や子供部屋を持っていくと、1階のリビングのスペースが広く取れて良き○
以上、平屋と2階建てのメリット・デメリットを解説しました。
いいとこ取りの1・5階建て
上記のように、平屋と2階建てそれぞれに良いところと悪いところがあります・・
どっちを選べばいいんだろう。
我が家は思いました。
「平屋と2階建てどっちもいいし、どっちも建てたい!←いや無理だろ。」
「なんか中間の建物とかないの?」
ありました。笑
もののん家の叶えたい条件
- 平屋希望だけど敷地狭い
- 庭は広い方がいい
- 生活空間が1階完結したい
- 子供部屋は欲しい
- 明るい家がいい
この条件を満たしてくれる家、それがいわゆる「1・5階建て」の家でした。
平屋希望ではありましたが、庭のスペースはやっぱり確保したい。
でも、生活空間は1階で完結できるような家がいい!
そうだ!「平屋っぽい家」にすればいいんだ!
ということで夫婦で意見が一致し、建築士さんにお願いして間取りを作ってもらいました。
平屋っぽい家にする為に、吹き抜けにしてもらい、家族とのコミュニケーションもとりやすいようにしてもらいました。
また、子供部屋は最小限に小さくして、リビングにいる方が居心地がいいと思えるように工夫しました。
平屋と2階建てのメリット・デメリットを考えていくと、その両方を兼ね備えた「1・5階建て」に我が家はたどり着きました。
まだ完成してはいませんが、住んでみて実際にどんな感じになるのかも、楽しみです。
家族構成や地域によっても変わってくると思いますが、
少しでも家づくりの参考になれば幸いです。
最後まで、ご覧になってくださり、ありがとうございました。